鉄玉子は、手軽に鉄分を補給できる便利な道具です。
通常はお湯を沸かすときに使用されますが、ご飯を炊く際にも使いたいと考える人がいるかもしれません。
ただし、鉄玉子は金属製なので、使用時には注意が必要です。
適切な手入れを怠ると、鉄玉子はすぐに錆びてしまうことがあります。
錆びた鉄玉子は見た目が悪いだけでなく、健康にも悪影響を及ぼす可能性があります。
そこで今回は、鉄玉子を炊飯器で使用する際の安全性や、予約タイマーを使った場合に鉄玉子を入れっぱなしにしても大丈夫かどうかについて詳しく説明します。
炊飯器での鉄玉子の使用は安全?
鉄玉子は炊飯器で安心して使用できます。
方法も簡単で、ご飯を炊く前に炊飯器に入れるだけです。
このやり方で、炊き上がったご飯に微量の鉄分を加えることができ、栄養価を向上させられます。
ご飯の風味は変わらず美味しいままで、手軽に鉄分を摂取できるので、ぜひ試してみてください。
炊きあがった後、保温中に鉄玉子をそのままにしておくと、お米に色移りする可能性があるため、早めに取り出すことをお勧めします。
熱くなった鉄玉子は素手で触ると火傷の危険があるので、取り出す際にはおたまやトングを使用してください。
薄型の鉄玉子は収納もしやすく、使い勝手が良いです。
鉄玉子を炊飯器の予約タイマーで使用しても大丈夫?
鉄玉子は早炊きモードの炊飯器で使用できますが、予約タイマーでの使用には適していないため注意が必要です。
長時間入れっぱなしにするのは避けた方が良いでしょう。
予約タイマーで使用できればさらに便利ですが、その点が少し残念です。
前述の通り、炊き上がった後はすぐに鉄玉子を取り出すようにしましょう。
鉄玉子のサビが与える影響について
鉄玉子のサビが気になる方も多いでしょう。見た目だけでなく健康への影響も心配になるかもしれません。
実際、鉄玉子に付いたサビは健康に害を及ぼすことはなく、安全です。
サビがあっても味にはほとんど影響しませんが、サビが多いと多少赤サビの味が強く感じられることがあります。
味が気になる場合は、鉄玉子の使用頻度を調整すると良いでしょう。
鉄分を過剰に摂取すると健康上の問題が生じることもありますが、鉄玉子を使っての鉄分補給では、過剰摂取の心配はほとんどありません。
鉄玉子を錆びさせない手入れ方法
鉄玉子を使用した後は、速やかに乾かすことがサビを防ぐポイントです。
洗った後はキッチンペーパーで水分をしっかり拭き取り、乾燥させましょう。
その後、空気に触れないようにラップで包んで保管することで、サビを防ぐことができます。
また、キッチンペーパーで包み、乾燥剤を入れた小さなビニール袋に入れて保管するのも有効です。
サビは鉄と水、そして空気中の酸素が反応して発生するため、水分をしっかり取り除き、空気に触れさせないようにすることが重要です。
もしすぐに乾燥できない場合は、鉄玉子を水に浸しておくことで空気との接触を避けることができます。
鉄玉子の簡単なサビ取り方法
鉄玉子のサビは健康には影響ありませんが、気になる方もいるでしょう。ここでは、そんな時に役立つサビ取りの方法を2つご紹介します。どちらも簡単に実行できるので、ぜひ試してみてください。
小さなサビの場合
小さなサビには、緑茶を含ませた布で軽く拭くのが効果的です。布の代わりにキッチンペーパーを使っても構いません。
全体的なサビの場合
鉄玉子全体にサビがある場合は、緑茶で約30分間煮込んでみてください。使用済みのお茶の葉を入れたティーバッグを使って煮るだけです。緑茶のタンニンがサビと反応し、サビの発生を抑える効果があります。
なお、お酢を使ったサビ取り方法もありますが、お勧めはしません。お酢は一時的に鉄や表面のサビを溶かしますが、結果的に鉄玉子がさらに錆びやすくなる原因となるためです。
まとめ
鉄玉子は、特に鉄分が不足しがちな女性にとって、手軽に鉄分補給ができる便利なアイテムです。
炊飯器でお米を炊く時やお湯を沸かす時に加えるだけで、飲み物や味噌汁、煮物、さらにはお正月の黒豆などにも使えます。
この記事のポイントは以下の通りです。
鉄玉子は炊飯器で安全に使用できる(ただし、予約タイマーの使用は避けるべき)
鉄玉子のサビは健康に害を及ぼさない
使用後は鉄玉子をしっかり乾燥させること
適切な手入れをすれば鉄玉子は長持ちする
緑茶のカテキンでサビを取り除ける
鉄玉子にはさまざまな形があるので、ぜひお気に入りのデザインを見つけて使ってみてください。