愛犬が美味しそうにご飯を食べている姿は、飼い主にとってとても幸せな瞬間です。しかし、夢中で食べるあまり、お皿からご飯をこぼしてしまうことが気になることはありませんか？

犬がご飯をお皿からこぼすのは、その子の性格や癖が原因の場合もありますが、時には病気が関係していることもあるため、注意が必要です。

今回は、犬がご飯をお皿からこぼして食べてしまう理由と、その対処法についてご紹介します。

犬が餌をお皿から食べない理由は？ご飯をわざとこぼす原因とは？

興奮しているため

ご飯は愛犬にとって一日の中で大きな楽しみの一つです。ご飯の袋の音に敏感に反応して興奮しすぎてしまうことはありませんか？その結果、夢中になって食べている間にご飯をこぼしてしまうことがあります。

お皿が合っていないため

愛犬がご飯を食べにくそうにしている場合、お皿の高さが合っていない可能性があります。また、口でご飯を押し付けて食べる癖や舌の使い方が上手でない場合、浅いお皿でご飯を食べるとこぼれやすくなります。

嫌いなご飯や食べにくいご飯のため

大好きなご飯にこっそり薬を混ぜた時、薬だけ上手に取り除いて食べているのを見たことはありませんか？同様に、好き嫌いがある場合、何種類か混ぜたご飯の中から好みのものだけを選んで食べているため、こぼしてしまうことがあります。

また、賢いワンちゃんは嫌いなご飯の時にあえてお皿からこぼすことで拒否し、飼い主にアピールすることもあります。さらに、ご飯のサイズが大きすぎて食べにくいことも、食べこぼしの原因になります。

口内にトラブルがあるため

いつも食欲旺盛な愛犬がご飯を食べるのを嫌がって残す場合、歯周病などの口内トラブルを抱えている可能性があります。食べるたびに痛みが生じるため、上手に食べられずにこぼしてしまうことがあります。

ご飯をわざとこぼす時の対処法は？

お皿を変えてみる

愛犬が食べやすい高さのお皿に変更したり、台を使って高さを調整したりすることで、食べこぼしを防げるかもしれません。また、深さや傾斜のあるお皿に変えることで、食べやすくなる場合もあります。

しつけをする

ご飯が入っている袋の音に愛犬が反応して興奮し、あなたの側に寄ってくることもあるでしょう。そんな時は、興奮が収まるまで待つことで、落ち着いてご飯を食べられ、食べこぼしが減る可能性があります。また、普段から「おすわり」や「まて」ができるようにトレーニングしておくことも重要です。

ご飯の種類を変えてみる

ご飯のサイズが大きいと噛みにくく、小さい場合は口からこぼれやすくなります。また、年齢を重ねると噛む力が弱くなり、以前は問題なかったご飯が硬く感じることもあります。愛犬に合ったサイズや硬さのご飯に変えることで、食べこぼしが改善されることがあります。

口内をチェックしてみる

愛犬がご飯を食べる時に、いつもと違う食べにくそうな仕草をしているなら、口内のチェックをした方が良いかもしれません。歯茎が赤くなっていたり、腫れていたりする場合は、歯周病などの可能性があります。愛犬に異変を感じたら、まずは動物病院で相談してみましょう。

まとめ

愛犬の食べこぼしが気になる場合、少しの工夫で解決できるかもしれません。普段はきれいに食べているのに突然こぼし始めた場合は、何らかの異変が起きている可能性もありますので、注意深く観察することが大切です。

食べこぼしを改善し、食事の時間をより楽しいものにすることで、愛犬との生活をさらに幸せなものにしていきましょう！