【保存版】インテリアブランド一覧|価格帯・テイスト別にわかるおしゃれ家具カタログ

部屋をおしゃれにしたいと思ってインテリアを検索すると、「ブランドが多すぎて、どこから見ればいいのかわからない…」と感じたことはありませんか? ニトリやIKEA、無印良品の名前は知っていても、「他にはどんなブランドがあって、何が違うの?」となると、意外と整理しづらいものです。

この記事では、「インテリア ブランド 一覧」というキーワードの通り、定番から憧れのハイエンドまで、テイスト別・価格帯別にわかりやすく整理して紹介しました。まずは全体の「地図」を頭に入れてから、自分の予算や好みに合うブランドを絞り込めるように構成しています。

これから一人暮らしを始める人、同棲や結婚で新しい部屋を作る人、長く使える家具を少しずつ揃えたい人…どんなステージの人でも、「ここから見ていけば大丈夫」と思える指針になるはずです。読み終わるころには、きっとあなたも「次の休みに、このブランドを見に行ってみようかな」とワクワクしているはずですよ。

1. まずは全体像を把握!インテリアブランドの「地図」を頭に入れよう

価格帯でざっくり整理するインテリアブランドの世界

インテリアブランドは数が多すぎて、「結局どこを見ればいいの?」と迷いやすいですよね。最初のコツは、細かい違いを見る前に「価格帯」でざっくり分けて考えることです。たとえば、ニトリやIKEA、LOWYAなどは比較的お手頃で、ソファも数万円前半から選べます。一方、カッシーナやカール・ハンセンなどのハイエンドブランドになると、椅子1脚でも10万円を超えることも珍しくありません

ざっくり分けると、1〜3万円台中心の「エントリー」、3〜10万円台中心の「中価格」、10万円以上が当たり前の「ハイエンド」と考えるとイメージしやすいです。もちろん、同じブランドでも安い商品から高い商品までありますが、「このブランドはだいたいこのゾーン」と把握しておくと、自分の予算に合わないブランドを延々と見続けて疲れる…ということも減ります。

また、価格帯は「長く使う前提か」「とりあえず数年使えればOKか」にも関わってきます。引っ越しが多い学生や一人暮らしのうちはエントリー帯、持ち家や定住が決まったら中価格〜ハイエンドを少しずつ、という考え方もあります。いきなり全部を高いもので揃えようとせず、「大物だけ良いもの」「よく座るイスだけ良いもの」など、優先順位を付けると失敗しにくいですよ。

 


北欧・ナチュラル・モダン…テイスト別ブランドの特徴を知ろう

インテリアブランドを選ぶとき、価格と同じくらい大事なのが「テイスト」です。なんとなく好きな家具を集めていくと、部屋全体がちぐはぐになりがちなので、ざっくりでいいので好みの方向性を決めておくとまとまりやすくなります。

たとえば、北欧・ナチュラル系は、明るい木目と白を基調にした、あたたかくて柔らかい雰囲気が特徴です。IKEA、unico、ACTUSあたりはこの系統が得意です。モダン・ミニマル系は、グレーや黒、ガラスや金属などを使った、スッキリした大人っぽい雰囲気。BoConceptやIDÉE、KEYUCAの一部シリーズなどがイメージしやすいでしょう。

最近人気の「韓国インテリア」「淡色インテリア」は、白やベージュをベースにした、やわらかい曲線の家具やガラス小物がポイント。Francfrancやネット系の雑貨ショップで揃えやすいテイストです。自分の好みがまだよくわからない場合は、各ブランドの公式サイトやカタログの「コーディネート例」をざっと眺めて、「これ好き!」と思う写真が多いブランドをメモしておくと、自分のテイストが見えてきますよ。

 


家具メインのブランドか、小物雑貨メインかを見分けるコツ

インテリアブランドと一口に言っても、「ソファやダイニングテーブルなど大物家具が強いブランド」と、「クッションや照明、小物雑貨が得意なブランド」に分かれます。ここを意識せずに探していると、「このお店おしゃれだけど、欲しいサイズのソファがない…」ということになりがちです。

たとえば、ニトリやIKEA、ACTUS、unicoなどは家具のラインナップが非常に豊富で、「部屋まるごと」を一気に揃えやすいブランドです。一方で、FrancfrancやIDÉEは、家具もあるものの、クッションカバー、アートポスター、照明、食器などの雑貨がとくに充実しています。「すでに家具はあるけど、部屋の雰囲気を変えたい」というときには、こうした雑貨に強いブランドを見てみるといいでしょう。

見分ける簡単な方法は、公式サイトのカテゴリ一覧を見ることです。ソファ・テーブル・ベッド・収納などがしっかり揃っているなら家具メイン、食器やファブリック、インテリア小物が目立つなら雑貨に強いタイプと考えられます。最初は「家具はこのブランド中心」「小物はこのブランド」とざっくり役割を分けると、選ぶときの迷いが減りますよ。

 


日本発ブランドと海外ブランド、それぞれの強みと違い

日本発のインテリアブランドは、日本の住宅事情や生活スタイルを前提に作られているため、「サイズ感」と「収納力」に強みがあります。たとえば、ニトリや無印良品、KEYUCA、カリモク家具などは、日本のマンションでも置きやすいサイズ設計になっていることが多く、天井高や間取りに合わせやすいのがポイントです。また、細かい収納パーツや生活用品が豊富で、「暮らしやすさ」を重視して選びたい人に向いています。

海外ブランドは、デザイン性の高さや存在感のあるアイテムが魅力です。IKEAのように手頃な価格帯から、BoConceptやカール・ハンセンのようなハイエンドまで幅はありますが、「写真映え」するインテリアが多いのが特徴。北欧ブランドは木のぬくもりとシンプルさ、イタリア系は洗練されたモダンさ、アメリカ系はボリュームのあるソファなど、それぞれ個性があります。

ただし、海外ブランドは日本の住宅には少し大きすぎる場合もあるので、サイズ表記は必ずチェックしましょう。オンラインで購入する場合は、メジャーでしっかり計測して、通路幅やドアのサイズも確認しておくと安心です。日本発と海外発、どちらか一方にこだわる必要はなく、「ベースは日本ブランド、アクセントは海外ブランド」とミックスして楽しむのもおすすめですよ。

 


実店舗ブランドと通販ブランドの上手な使い分け方

インテリアを選ぶとき、「実際に座り心地を試したい」「でもネットで完結させたい」という気持ちがぶつかりがちです。そこで大事なのが、実店舗を構えるブランドと通販特化ブランドの特徴を理解して、うまく使い分けることです。

ニトリやIKEA、ACTUS、unico、Francfrancなどは、大型ショールームやショップがあり、ソファの座り心地やテーブルの質感を直接確認できます。特にソファやベッド、ワークチェアなど、体へのフィット感が重要なものは、可能なら一度座ってみるのが理想です。一方、LOWYAや多くのオンライン専門ショップは、実店舗が少ない代わりに価格を抑えめにしていたり、ネット限定デザインを用意していることが多いです。

おすすめは、「大物=できるだけ実店舗で確認」「収納用品や小物=通販でサクッと買う」という使い分け方です。また、どうしても実物を見られない場合は、レビューの件数や写真付き口コミをしっかりチェックしましょう。同じシリーズの他サイズのレビューも意外と参考になります。返品ポリシーや保証内容もブランドごとに違うので、購入前に一度は目を通しておくと安心です。

 


2. 手が届きやすい定番インテリアブランド一覧(エントリー向け)

ニトリ|コスパ重視なら外せない「お、ねだん以上。」の王道

ニトリは、日本で家具・インテリアを探すならほぼ必ず候補に入ってくる超定番ブランドです。最大の魅力は、やはり価格と品質のバランス。「この値段でここまで揃うの?」という驚きがありつつ、デザインも年々洗練されてきています。シンプルでどんな部屋にも合わせやすいシリーズから、北欧風、ナチュラル系、男前インテリア向けまで、テイストの幅も広がっています。

特に強いアイテムは、ベッド・マットレス、収納家具、カーテンやラグなどのファブリック類です。たとえば、引き出し付きベッドや、サイズ展開が豊富なNカラーボックスなどは、一人暮らしからファミリーまで幅広く愛用されています。また、「Nクール」「Nウォーム」といった季節アイテムは、機能性と価格のバランスがよく、季節ごとに入れ替えるのにも気兼ねなく使えます。

ニトリを上手に使うコツは、「ベースづくりに活用する」こと。カーテンやラグ、収納用品など、部屋の土台になる部分をニトリで揃えて、その上から他ブランドのクッションや照明、小物で自分らしさを足していくと、コスパよくおしゃれな空間を作りやすいです。実店舗も多いので、週末にふらっと下見してサイズ感をチェックしておくと、ネット購入もスムーズになりますよ。

 


IKEA|北欧テイストを低価格で楽しめる世界的ブランド

IKEAは、北欧インテリアを手頃な価格で楽しめるスウェーデン発のブランドです。シンプルで機能的なデザインに、どこか抜け感のある色使いが特徴で、「IKEAっぽい雰囲気」は写真を見ただけでもわかるほど。家具だけでなく、収納グッズ、キッチン用品、テキスタイル、植物まで、生活に必要なものがほぼ一通りそろいます。

IKEAの魅力は、「組み立て前提」だからこそ実現できる価格の安さと、遊び心のあるデザイン性です。定番のBILLY本棚LACKテーブルKALLAXシェルフなどは、世界中で長く愛されているシリーズ。組み合わせ次第で収納力も見た目もガラッと変えられるので、DIY感覚でインテリアを楽しみたい人には特におすすめです。

ただし、サイズ感はやや海外仕様なので、日本の狭めの部屋だと「思ったより大きかった…」となることもあります。商品ページのサイズをしっかり確認し、設置予定場所にマスキングテープで枠を書いてみるとイメージしやすいです。また、多くの商品は自分で組み立てる必要があるので、電動ドライバーがあるとかなり楽になります。IKEAは「全部を揃える」というより、「ポイントで取り入れる」「収納をカスタマイズする」ブランドとして使うと失敗しにくいですよ。

 


無印良品|シンプルで長く使える定番デザインがそろう

無印良品は、「できるだけ主張しない」デザインで、どんな部屋にもなじむアイテムが揃うブランドです。白・ナチュラルな木・グレーを中心とした落ち着いた色合いで、流行に左右されにくく、長く使えるのが大きな魅力。家具だけでなく、収納用品、キッチン、文房具、服までトータルで生活を整えられるのも特徴です。

とくに人気なのが、「スタッキングシェルフ」や「ユニットシェルフ」、「ポリプロピレン収納シリーズ」などの収納系アイテム。同じシリーズで揃えると、サイズがきっちり揃って見た目もスッキリまとまります。また、オーク材やウォールナット材を使ったベッドやテーブルは、シンプルながら質感が良く、部屋に自然な温かみをプラスしてくれます。

無印良品を取り入れるポイントは、「ベースを無印で統一する」か「所々に混ぜて空気感を整える」かを決めることです。すべて無印で揃えると、ホテルのような落ち着いた空間になりやすく、一部だけ使う場合は、生活感が出やすい場所(キッチン収納、洗面所、押し入れなど)を無印で整えると、ぐっときれいに見えます。価格はニトリより少し上がる印象ですが、「長く使える」「買い足ししやすい」ことを考えると、結果的にコスパが良くなることも多いブランドです。

 


LOWYA|おしゃれで手頃な家具がネットで完結する人気ショップ

LOWYAは、ネット通販中心で展開している日本のインテリアブランドです。実店舗がほとんどない分、価格を抑えつつ、デザイン性の高い家具を多く揃えているのが特徴。Instagramや楽天市場などで見かけたことがある人も多いはずです。テイストとしては、北欧ナチュラル、モダン、ヴィンテージ風と幅広く、写真映えするコーディネート例が充実しています。

強いアイテムは、ソファ、テレビボード、デスク、ベッドなどの大型家具。特に「収納付きベッド」や「広めのワークデスク」は、在宅ワークや一人暮らしの部屋づくりに人気があります。価格はニトリやIKEAと同じくらいか、少し高いくらいですが、「このデザインでこの値段ならアリ」と感じるアイテムが多い印象です。

ネット購入になるため、座り心地や質感を試せない点はデメリットですが、その代わりレビュー件数が多く、写真付きの口コミも豊富です。同じ商品でも色やサイズ違いのレビューを読んでおくと、イメージがつかみやすくなります。配送時の組み立てサービスがある商品もあるので、「組み立てが不安」という人はオプションも要チェック。LOWYAは「部屋を一気におしゃれにしたいけど、予算はそれなりに抑えたい」という人にぴったりのブランドです。

 


KEYUCA|すっきり上品なデザインが得意な日本発ブランド

KEYUCA(ケユカ)は、シンプルながらもどこか上品なデザインが魅力の日本発ブランドです。首都圏を中心に店舗があり、カーテン、家具、キッチン用品、バス・トイレ用品、雑貨まで幅広く扱っています。全体的に「ほどよく大人っぽい」印象で、無印より少しだけ装飾性があり、Francfrancほど甘すぎない、絶妙なバランスのテイストです。

とくに人気なのが、オーダーカーテンとキッチン・バス周りのアイテム。カーテンは生地の種類が豊富で、機能性もしっかりしているので、賃貸でも「窓周りだけちょっと良いもの」にすると部屋の印象がガラッと変わります。また、ゴミ箱や収納ボックス、カトラリーなどは、細かい部分のデザインと使い勝手がよく考えられていて、生活感が出やすい場所をすっきり見せたい人に向いています。

価格帯はニトリやIKEAよりやや高めですが、その分素材やデザインに「ちょっと良い感」があります。全部をKEYUCAで揃えなくても、ゴミ箱やカーテン、キッチンツールなどをKEYUCAにするだけで、部屋の雰囲気がワンランク上がったように感じられるはずです。「落ち着いた大人っぽさ」と「実用性」の両方を大事にしたい人には、ぜひチェックしてほしいブランドです。

 


3. おしゃれ感度高めな人気インテリアブランド一覧(中価格帯)

Francfranc|華やかでかわいいテイスト好きに人気のブランド

Francfrancは、「かわいい」「華やか」「ちょっとキラッとした感じ」が好きな人に大人気のインテリアブランドです。白やピンク、ゴールドを使った女性らしいアイテムから、くすみカラーの大人かわいいデザインまでそろっていて、部屋を一気に明るくフェミニンな雰囲気にしてくれます。

商品ラインナップは、ソファやテーブルなどの家具もありますが、特に強いのはクッションカバー、ラグ、食器、フレグランス、照明などの小物類。どれもデザイン性が高く、「1つ取り入れるだけで部屋の印象が変わる」ようなアイテムが多いのが特徴です。韓国インテリアや淡色インテリアと相性の良いデザインも多く、SNSでもコーディネート例が豊富に紹介されています。

Francfrancを上手に使うコツは、「ポイントで彩りを足す」イメージで取り入れること。たとえば、ソファはニトリやIKEA、ラグとクッションだけFrancfrancにするだけでも、ぐっと華やかさが増します。香りのアイテムも豊富なので、ディフューザーやキャンドルで「匂いも含めて部屋づくり」を楽しむのもおすすめ。価格帯はニトリなどより少し高めですが、自分へのご褒美的に1つずつ集める楽しみ方もありますよ。

 


unico|「ちょうどいい」北欧ミックステイストが魅力

unicoは、北欧テイストをベースにしながら、少しレトロ、少しヴィンテージ、といったエッセンスを加えた「ミックス感」が魅力のブランドです。明るい木目の家具に、くすんだカラーのファブリック、かわいすぎない柄物のラグなど、ほどよく力の抜けた雰囲気が人気で、20〜30代のカップルや新婚世帯にもよく選ばれています。

特に評判が良いのは、ソファとダイニングテーブル、テレビボードなどのリビング・ダイニング系家具。サイズ感も日本の住まいに合わせやすく、コンパクトだけど安っぽく見えないデザインが多いです。シリーズごとの世界観がはっきりしているので、「このシリーズでまとめる」と決めて選ぶと、一気におしゃれな空間に近づきます。

unicoは価格帯としては中価格帯に入り、ニトリやIKEAよりは高めですが、ハイエンドブランドほどではありません。「ちゃんとした家具を初めて買う」タイミングで選ばれやすいポジションと言えます。店舗のディスプレイもとても参考になるので、近くにショップがある人は一度足を運んでみると、写真ではわからない質感や色味がよく分かりますよ。クッションやカーテン、ラグなどのテキスタイルもかわいいので、「まずは小物から試す」のもおすすめです。

 


ACTUS|北欧モダン好きが憧れるライフスタイルショップ

ACTUS(アクタス)は、北欧モダン系インテリアが好きな人なら一度は名前を聞いたことがあるであろう、人気のライフスタイルショップです。自社オリジナル家具に加え、ヨーロッパや北欧のブランドも扱っており、「大人の落ち着いた北欧インテリア」を目指したい人にはぴったりの存在です。

ソファやダイニングセット、収納家具は、シンプルながらも木の質感や張り地の色など細部へのこだわりが感じられます。値段は決して安くはありませんが、「長く大事に使いたい」と思えるような雰囲気があります。キッズ家具や雑貨も充実していて、子ども部屋も含めてトータルで家づくりを考えたい人にも人気です。

また、ACTUSは雑貨やグリーンもセンスが良く、花瓶やクッションカバー、観葉植物などをプラスするだけでも部屋の格が上がったように見えます。店舗のディスプレイは「そのまま真似したい」と思うものばかりなので、写真を撮らせてもらいながら、自分の部屋に落とし込むのもおすすめ。価格的には中〜やや高めのゾーンですが、「一生ものに近い家具」にそろそろ手を出してみたいというタイミングで候補に入れたいブランドです。

 


journal standard Furniture|ヴィンテージ感のある男前インテリアが得意

journal standard Furniture(ジャーナルスタンダードファニチャー)は、アパレルブランド「journal standard」から生まれたインテリアブランドです。どこか使い込まれたようなヴィンテージ感や、インダストリアルな雰囲気が魅力で、いわゆる「男前インテリア」が好きな人に大人気。木×アイアンの組み合わせや、レザーのソファなど、ラフでかっこいいアイテムがそろいます。

特に人気なのは、ソファとダイニングテーブル、テレビボードなどリビング周りの家具。レザーソファは新品でも「よく馴染んだような風合い」があり、部屋に置くだけで一気に雰囲気が出ます。また、古材風のテーブルやアイアン脚のチェアなども、カフェのような空間づくりにぴったりです。

価格帯は中〜やや高めで、ニトリなどと比べると差はありますが、その分デザイン性と独特の世界観があります。部屋全体をこのブランドで揃えるとかなりインパクトが出るので、まずはリビングの主役になるソファやテーブルから取り入れて、他はシンプルなアイテムでバランスを取るのがおすすめです。観葉植物やアートポスター、ラグなどもヴィンテージ系と相性がいいので、一緒にコーディネートしてみてください。

 


IDÉE(イデー)|アート感のあるコンパクトな都市型インテリア

IDÉE(イデー)は、アートやカルチャーの香りがする、少し個性的なインテリアが得意なブランドです。無印良品を展開する企業グループの一員でもあり、シンプルなだけでなく「遊び心」や「」を楽しめるアイテムがそろっています。都市部のコンパクトな部屋にも合わせやすいサイズ感で、一人暮らしのワンルームにも取り入れやすいのが特徴です。

代表的なアイテムとしては、小ぶりなソファやチェア、サイドテーブル、そしてアートポスターや照明など。どれも少しだけ変化球なデザインで、「ただのシンプル」では物足りない人に刺さるラインナップです。カラフルなクッションや、特徴的な形の照明なども多く、ひとつ置くだけで「この部屋、ちょっとセンスが違うな」と感じさせる力があります。

価格帯は中価格帯で、無印よりは高く、ハイエンドブランドほどではないイメージ。全部をIDÉEで揃えるよりも、無印やシンプルな家具をベースにして、「主役級アイテム」としてIDÉEの家具や照明を加えると、おしゃれなバランスになりやすいです。ショップのディスプレイや公式サイトのコーディネート例も非常に参考になるので、「普通じゃつまらない」「少しアートっぽさが欲しい」という人はぜひのぞいてみてください。

 


4. ワンランク上を目指す人向け ハイエンド&デザイナーズブランド一覧

Cassina ixc.(カッシーナ・イクスシー)|名作家具がそろうハイエンドブランド

Cassina ixc.は、イタリアの高級家具ブランド「カッシーナ」を中心に、世界的なデザイナーズ家具を扱うハイエンドブランドです。ル・コルビュジエシャルロット・ペリアンなど、建築やデザインの歴史に名を残す巨匠たちの名作家具を正規品として購入できるのが最大の特徴。「いつかは一生ものの名作チェアを」と憧れる人が目標にする存在でもあります。

ソファ、チェア、テーブルなどは、どれも圧倒的な存在感と完成度。価格はもちろん高く、椅子1脚で何十万円という世界ですが、そのぶん素材や座り心地、細部の仕上げまでこだわり抜かれています。ショールームでは、実際に座ったり、手で触れて質感を確かめることができ、まさに家具の美術館のような体験が味わえます。

とはいえ、いきなり全てをカッシーナで揃える必要はありません。まずはサイドテーブルや小ぶりなチェアなど、比較的取り入れやすいアイテムを1点だけ主役として迎え、それ以外は中価格帯のシンプルな家具でまとめる、というミックスコーディネートも現実的な選択です。「一生大切に使う」「次の世代に受け継ぐ」という視点で家具を選びたくなったら、一度ショールームに足を運んでみると、家具を見る目がぐっと変わりますよ。

 


arflex japan(アルフレックス ジャパン)|上質ソファで人気の大人ブランド

arflex japan(アルフレックス ジャパン)は、日本で長く愛されている高級家具ブランドです。特にソファの評価が高く、シンプルなデザインなのに、座り心地や使い心地が「生活の質」を大きく上げてくれると評判です。派手さはありませんが、落ち着いた大人のインテリアを目指したい人に選ばれるブランドです。

ソファは、座り心地の硬さや奥行き、背もたれの高さなど、細かい部分まで計算されており、長時間座っていても体への負担が少ないと言われます。カバーリングタイプを選べば、汚れたときにクリーニングや張り替えができるので、長く使い続けることを前提にした作りになっています。ダイニングテーブルやチェア、収納家具も、同じく落ち着いたデザインと高い品質で統一されています。

価格帯はもちろん高めですが、「ソファだけは妥協しない」という考え方で、リビングの主役にアルフレックスのソファを選ぶ人も少なくありません。ショールームで実際に座ってみると、その違いがよくわかります。若いころは手が届かなくても、「いつかはアルフレックスのソファを」という目標にするのも楽しいですよね。日常のリラックスタイムを最重視するなら、ぜひチェックしておきたいブランドです。

 


BoConcept(ボーコンセプト)|デンマーク発のスタイリッシュなモダン家具

BoConcept(ボーコンセプト)は、デンマーク発のモダンインテリアブランドで、都会的でスタイリッシュなデザインが特徴です。グレーやブラック、ダークウッドを使ったクールな雰囲気の家具が多く、「ホテルライクな部屋」「海外ドラマに出てくるようなリビング」に憧れる人にぴったりです。

ソファやダイニングセット、壁面収納などは、直線的でスッキリしたデザインが多く、コンパクトな部屋にも似合います。また、カスタマイズ性が高いのも特徴で、ソファのサイズや張り地、テーブルの天板素材などを自分の好みに合わせて選べるシリーズもあります。これにより、同じ商品名でも、自宅のスペースや好みに合わせた「自分だけの一台」を作れるのが嬉しいポイントです。

価格帯は中〜高価格帯で、一生もののハイエンド家具と比べると手が届きやすいものの、決して安くはありません。そのぶん、耐久性やデザイン性は高く、部屋全体をBoConceptでコーディネートすると、一気に「大人のモダンインテリア」に変身します。無料のインテリアコーディネート相談などを行っている店舗もあるので、模様替えや引っ越しのタイミングで相談してみるのもおすすめです。

 


カリモク家具|日本の木工技術が光るロングセラーブランド

カリモク家具は、日本を代表する老舗家具メーカーのひとつで、高い木工技術と座り心地の良さで長年支持されています。特に「カリモク60」シリーズは、レトロなデザインが若い世代にも人気で、一人暮らしのお部屋やカフェ風インテリアでもよく見かけます。シンプルで飽きのこない形と、しっかりした作りが魅力です。

一般的なカリモク家具は、リビングダイニング向けのソファやテーブル、ダイニングチェア、テレビボードなどが中心で、どれも木の質感が美しく、座り心地も研究されています。特にチェア類は、姿勢や体への負担を考慮して設計されているものが多く、在宅ワーク用の椅子として選ばれることも多いです。

価格帯は中〜高価格帯で、ニトリなどと比べると高めですが、「修理しながら長く使える」「年月とともに味が出る」という意味では、長期的に見るとコスパが良いとも言えます。ショールームや取扱店では、実際に座り比べができるので、椅子やソファを買う際には一度試してみる価値があります。「日本の家に合う、質の良い木の家具を使いたい」という人には、最有力候補になるブランドです。

 


Carl Hansen & Søn(カール・ハンセン&サン)|北欧名作チェアの代表格

Carl Hansen & Søn(カール・ハンセン&サン)は、北欧デザインを語るうえで欠かせないデンマークの家具メーカーです。特に有名なのが、ハンス・J・ウェグナーがデザインした「Yチェア(CH24)」で、カフェや雑誌、ドラマのセットなどで見かけたことがある人も多いはず。シンプルながらも、美しい曲線と座り心地で、世界中で愛され続けている名作です。

カール・ハンセンは、こうした名作チェアを今も正規品として作り続けており、職人が一脚ずつ丁寧に仕上げています。価格はもちろん高価ですが、その分、素材選びや仕上げ、座り心地には妥協がありません。年月とともに木の色が深みを増し、座面のペーパーコードが馴染んでくる様子も楽しめます。

いきなりダイニングチェアを全てYチェアで揃えるのはハードルが高いかもしれませんが、「まずは1脚だけ、自分の定位置として」迎える人も多いです。シンプルなテーブルと合わせても絵になるので、部屋の主役にしたいアイテムとしてぴったり。「いい椅子がある暮らし」に憧れるなら、一度は実物を見て座ってみる価値があるブランドです。

 


5. テイスト別に探せる!インテリアブランド早見ガイド

北欧・ナチュラル系と相性のいいブランドまとめ

北欧・ナチュラル系のインテリアが好きな人は、「明るい木目」と「」「淡いカラー」をうまく組み合わせることがポイントになります。このテイストと相性の良いブランドとしては、まずIKEA、unico、ACTUS、無印良品あたりが代表格です。IKEAは北欧らしい雰囲気を手頃に出せますし、unicoやACTUSは少し大人っぽい北欧ミックスのスタイルが得意です。

組み合わせの例としては、「大物家具はunico+収納系は無印+小物はIKEA」というミックスが王道パターン。unicoでソファとダイニングテーブルを揃え、無印で収納棚やボックスを整え、IKEAでクッションやランプ、観葉植物を加えると、統一感がありつつ遊びもある空間になります。

また、KEYUCAやニトリにも北欧寄りのシリーズがあるので、予算に合わせて取り入れるのもアリです。ポイントは、「木の色味を揃える」こと。ナチュラル系でも、黄色っぽい木、赤みの強い木、グレーがかった木などいろいろあるので、できるだけ似たトーンのものを選ぶとまとまりやすくなります。まずは1つ基準となるテーブルやテレビボードを決めて、それに合う色の家具・小物を選んでいくと、北欧・ナチュラルらしい優しい雰囲気の部屋が作れますよ。

 


モダン・ミニマル好きにおすすめのブランド組み合わせ

モダン・ミニマル系のインテリアが好きな人は、「余白」と「直線」を大事にすると失敗しにくくなります。色は白・黒・グレーをベースに、アクセントでガラスや金属、ダークウッドを使うイメージです。このテイストに合うブランドとしては、BoConcept、IDÉE、ACTUSの一部シリーズ、KEYUCA、無印良品などが挙げられます。

具体的な組み合わせとしては、「大物家具はBoConceptやIDÉE+収納や細かいものは無印やKEYUCA」という構成が使いやすいです。たとえば、リビングではグレーのソファとガラステーブルをBoConceptで選び、テレビボードや収納は無印のシンプルな木製やスチール製にして、見せるものと隠すものをはっきり分けるとすっきり見えます。

色選びのコツは、「ベース3色まで」に抑えること。白い壁にグレーのソファ、黒のフレームのテーブル、そこに観葉植物のグリーンを少し…くらいがちょうどいいバランスです。ラグやクッションも柄物を控えめにし、無地や細いストライプ程度に留めると、ミニマルな印象をキープできます。「何か足りない」と感じたときは、物を足すよりも、まずは引いてみることを意識してみてください。

 


ヴィンテージ・インダストリアル系に合うブランドの選び方

ヴィンテージ・インダストリアル系のインテリアは、木・アイアン・レザー・コンクリート風の素材などを組み合わせた、少し無骨でかっこいい雰囲気が特徴です。このテイストに合うブランドとしては、journal standard Furniture、IKEAの一部シリーズ、LOWYAのヴィンテージ調アイテム、カリモク60などがあります。

組み合わせ例としては、「ソファとテーブルをjournal standard Furniture+収納や細かい棚はLOWYAやIKEA」というミックスが使いやすいです。レザーやフェイクレザーのソファ、古材風のローテーブル、アイアン脚のシェルフなどを中心に揃えると、カフェのような雰囲気になります。照明は、黒いスチールやブロンズ調のペンダントライトを使うと、さらに雰囲気が出ます。

色は、ダークブラウン、ブラック、ネイビー、カーキなどの落ち着いたトーンをベースに、白はあまり使いすぎないのがコツ。壁が白い場合は、ウォールシェルフやポスター、時計などで壁面に「重さ」を足してあげるとバランスが良くなります。観葉植物を入れる場合は、大きめのグリーンを無骨な鉢に合わせると、ヴィンテージ感と自然の柔らかさのバランスが取れて、おしゃれ度が一気にアップしますよ。

 


韓国インテリア・淡色インテリアに使いやすいブランド

韓国インテリアや淡色インテリアは、白・ベージュ・アイボリーをベースに、やわらかい曲線の家具やガラス、陶器の小物を組み合わせる、やさしい雰囲気のスタイルです。このテイストに使いやすいブランドとしては、Francfranc、IKEA、ニトリ、LOWYAあたりが候補になります。

家具は、白いローテーブルやベージュのソファ、丸みのあるチェアなどを選ぶと、それだけで韓国っぽさが出ます。IKEAやLOWYAには、シンプルで丸脚のテーブルや、ラウンド型のラグなどが多く、取り入れやすいです。小物は、Francfrancでガラスのキャンドルホルダーや淡い色のクッションを選んだり、ニトリのシンプルなフラワーベースを組み合わせると、やりすぎない甘さに調整しやすくなります。

ポイントは、「直線より曲線」「濃い色より淡い色」を意識すること。そして、家具の高さを低めに揃えると、抜け感のある雰囲気になります。ラグやカーテンも白〜ベージュで統一し、木の色は明るいものを選ぶと、全体がふんわりした印象に。あとは、キャンドル、花瓶、生花やドライフラワー、ガラスのオブジェなどで、光の反射や影の表情を楽しむと、一気に「韓国カフェっぽい部屋」に近づけますよ。

 


子ども部屋&ファミリー向けに安心して使えるブランド

子ども部屋やファミリー向けのインテリアでは、「デザイン」だけでなく「安全性」と「扱いやすさ」がとても大切になります。おすすめのブランドとしては、ニトリ、IKEA、無印良品、ACTUS(キッズライン)、カリモク家具などが挙げられます。これらのブランドは、角が丸く処理されている家具が多かったり、成長に合わせて使い方を変えられるアイテムが用意されていたりと、長く安心して使える工夫があります。

たとえば、IKEAの子ども用家具は、安全基準を満たしたものが多く、カラフルでかわいいデザインも豊富です。ニトリや無印良品は、シンプルで飽きのこないデザインのデスクやベッドが多く、学習机としても使いやすいラインナップがそろっています。ACTUSはキッズ向けの家具シリーズが充実していて、高さ調整ができる椅子や、成長しても使えるシンプルなデザインのベッドなどが人気です。

ファミリー向けのリビング家具としては、カバーが洗えるソファや、丸みのあるローテーブル、収納力の高いテレビボードなどがあるブランドを選ぶと安心です。カリモク家具のように、メンテナンスしながら長く使える家具を選ぶのも、結果的にコスパが良くなる選択肢のひとつ。「子どもが小さいうちはあまり高い家具は…」と思いがちですが、「危なくない形」「汚れてもケアしやすい素材」「長く使えるデザイン」という視点で選べば、家族全員が気持ちよく過ごせる空間を作りやすくなりますよ。

 


まとめ

インテリアブランドは本当に数が多くて、情報を集めれば集めるほど迷ってしまいがちです。ただ、「価格帯」「テイスト」「得意分野(家具か雑貨か)」「日本発か海外発か」といったポイントでざっくり整理していくと、自分がチェックすべきブランドがかなり絞られてきます。

まずは、ニトリ・IKEA・無印良品・LOWYA・KEYUCAといった、手の届きやすい定番ブランドでベースを整え、そのうえでFrancfrancやunico、ACTUS、journal standard Furniture、IDÉEなどで「自分らしさ」をプラスしていくイメージがおすすめです。さらに、いつかはカッシーナやアルフレックス、カール・ハンセンといったハイエンドブランドを目標にして、「一生ものの1点」を迎えるのも、インテリアの楽しみ方のひとつです。

また、北欧・ナチュラル、モダン・ミニマル、ヴィンテージ、韓国インテリアなど、テイストごとに相性の良いブランドを知っておくと、組み合わせで悩む時間がぐっと減ります。大事なのは、「全部を完璧に揃えよう」としすぎないこと。まずは1つ、「これ好きだな」と思えるブランドのアイテムを部屋に迎えてみて、そこから少しずつ広げていけばOKです。

インテリアは、正解がひとつではありません。今回紹介したブランド一覧を「地図」として使いながら、自分や家族が心地よく過ごせる空間を、ゆっくり育てていってくださいね。